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アジア需要が2026年第1四半期のベトナム(Vietnam)の観光客数を押し上げ

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

ベトナム(Vietnam)は2026年の年初、国際観光において過去最高のスタートを記録し、1月から3月の間に676万人の外国人観光客を迎えました。

統計総局(General Statistics Office)によると、これは前年同期比で12.4%の増加となります。同国の観光セクターは新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックからの回復を果たしただけでなく、現在は安定した成長軌道に乗っています。航空便の接続改善、主要市場からの需要増加、ホテルや交通インフラへの継続的な投資が、この好調な数値を支えています。

訪問者の大半は引き続きアジアからです。中国(China)が約140万人で最大の訪問元となり、韓国(South Korea)が約133万人でこれに続いています。そのほか、ロシア(Russia)は36万7,000人以上、カンボジア(Cambodia)は約33万人、台湾(Taiwan)は31万6,000人以上、アメリカ合衆国(United States)は30万2,000人以上の訪問者を記録しました。

インド(India)も引き続き高い成長を示しており、第1四半期には約24万3,000人の観光客が訪れ、インド人旅行者の海外旅行需要の拡大を反映しています。

訪問者動向の変化

中国は依然として最大の観光客供給国ですが、前年の急回復と比較すると成長は鈍化しており、訪問者数が安定段階に入りつつあることが示唆されています。一方で、東南アジア諸国からの増加は顕著で、フィリピン(Philippines)は前年比69%増、インドネシア(Indonesia)は44%増、シンガポール(Singapore)は30%増、カンボジアは41%増となりました。

(出典:ベトナム統計総局(General Statistics Office of Vietnam))

ロシアは特に注目される市場の一つとなっており、前年同期比で約195%増という急増を記録しました。この背景には、世界的な情勢変化や、ロシア人観光客の東南アジア志向の高まりがあると分析されています。

この好調な第1四半期は、2025年に2,120万人の外国人観光客を迎えた成功の流れを引き継ぐものです。当局は2026年に2,500万人以上の訪問者と、約460億ドルの観光収入を目標としています。これらの目標は、観光を経済成長の柱とし、雇用創出や国際的プレゼンスの向上を図る広範な戦略の一環です。

リゾートとカジノが観光を牽引

ベトナムの観光成長の一因として、リゾートおよびゲーミング分野の発展が挙げられます。同国では外国人専用カジノを中心としつつ、厳格な条件下で国内客も利用可能な施設も一部存在します。代表的な施設には、フーコック島(Phu Quoc)のコロナ・リゾート&カジノ(Corona Resort & Casino)やザ・グランド・ホーチャム(The Grand Ho Tram)があります。

今年のリゾートの具体的な業績データはまだ公表されていませんが、観光客数の増加は通常、特に繁忙期におけるカジノ利用の増加につながると考えられます。

また、新規ホテルの開業、交通インフラの改善、主要市場との航空路線の拡充も観光を後押ししています。ビーチ、文化遺産、エンターテインメントといった多様な魅力により、同国は地域全体から旅行者を引きつけ続けています。

専門家は、年間目標達成のためには安定した訪問者数の維持が重要だと指摘していますが、第1四半期の結果から、ベトナムは東南アジアでも最も成長の速い観光地の一つであり続ける見通しです。

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