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ニュージーランド、ギャンブル広告で運や運命を連想させる表現を禁止

Neha Soni
執筆者 Neha Soni
翻訳者 Hanako Takagi

ニュージーランドは、新たなギャンブル広告規制を導入し、認可を受けたオンラインカジノ事業者が広告で運や運命、儀式、迷信に言及することを禁止した。

このガイドラインは、内務省(DIA)が公表したもので、2026年オンラインギャンブル規則と併せて、今後オンラインカジノライセンスを取得する事業者向けの広告要件を定めている。これらの規則は、2027年に開始予定の規制されたオンラインカジノ市場の整備に向けた政府の準備の一環である。

今回の更新は、ニュージーランドがオンラインカジノライセンス申請手続きの第1段階を開始した直後に行われた。同制度では、競争入札を通じて最大15件のライセンスが付与される予定だ。

新たな規則は若年層保護を重視

ガイドラインでは、ギャンブル広告が未成年者へ届かないよう事業者に対策を講じることを義務付けている。広告主は視聴者層を考慮し、18歳未満が視聴者の20%を超える可能性がある媒体への広告掲載を避けなければならない。また、学校周辺や青少年向けイベント、18歳未満に人気の高いプラットフォーム、一部のSNSやライブ配信チャンネルでのギャンブル広告も禁止される。

さらに、アニメーションやマスコット、若年層向けの音楽など、若者の興味を引く可能性があるコンテンツは広告に使用できない。25歳未満を対象とした広告も、事業者が有効な年齢確認システムと18歳未満の利用を防ぐ十分な安全対策を備えていることを証明できない限り禁止される。

オーディエンス管理と広告制限

DIAは、事業者に対し、利用可能なターゲティング機能を活用し、意図しない層へ広告が拡散される可能性のある機能を無効化するよう求めている。これには、年齢・地域ターゲティング、掲載先の除外設定、自動的に配信対象を拡大する機能の停止などが含まれる。

スポンサー契約、ソフトウェア連携、ライブイベントにも追加規則が適用される。若年層が集まりやすい場所でギャンブル広告を掲載する場合には、年齢制限やアクセス制御を実施しなければならない。

ライブ中継時の広告にも制限が設けられる。ギャンブル広告は、イベント開始30分前から終了30分後まで放映することができない。

運や運命を示唆する表現や推薦広告を禁止

ガイドラインでは、ギャンブルの結果が運、運命、儀式、迷信によって左右されると示唆する広告を明確に禁止している。また、個人的な推薦を装う広告や、ギャンブルが成功や幸福、より良い生活につながると印象付ける広告も禁止される。

規制当局は、広告が過度、衝動的、継続的なギャンブルを助長してはならないとし、広告文、画像、音声、行動喚起などを総合的に判断して、ギャンブルを促す圧力を生み出していないかを審査するとしている。

広告内容は正確で、根拠に基づき、ニュージーランド公正取引法に準拠していなければならない。また、実機のゲーミングマシンやポーカーチップの画像使用も禁止される。スロットジャックポットの広告は禁止される一方で、テーブルゲームのジャックポットに関するプロモーションは認められている。

顧客データ利用とプロモーションへの制限

ガイドラインでは、マーケティング目的での顧客データ利用にも制限を設けている。事業者は、個々の利用行動データを利用して、よりリスクの高いギャンブルを促してはならない。例えば、通常より高額な賭けを促すターゲティングや、他の商品での利用履歴を基にスロットゲームを宣伝することは禁止される。

電子メール、SMS、ダイレクトメッセージによるダイレクトマーケティングには、顧客からの明確な同意が必要となる。また、配信停止の要請には速やかに対応しなければならない。ボーナス、フリースピンなどのプロモーションでは、重要な利用条件を明確に表示することが義務付けられる。新規登録者向けキャンペーンは、認可を受けたオンラインカジノプラットフォームまたは承認済みのダイレクトコミュニケーション手段でのみ宣伝できる。また、スポンサーコンテンツ、ネイティブ広告、SNS上のプロモーションについても、広告であることを明確に表示する必要がある。

2027年の市場開始へ向けライセンス手続きが進行

今回の広告規制は、2026年オンラインカジノギャンブル法に基づく、規制されたオンラインカジノ市場への移行の一環となる。

内務省は7月17日に、3段階のライセンス制度の第1段階となる関心表明(EOI)の受付を開始した。この制度は競争入札と最終的なライセンス申請段階で構成される。最大15件のオンラインカジノライセンスが発行され、各ライセンスは1ブランドに限定される。規制市場は2027年に開始される予定だ。

ニュージーランド、グレイハウンドレース産業を終了

今回の制度変更は、ニュージーランドが進めるもう一つの大きなギャンブル関連改革と時期を同じくしている。7月31日をもって商業グレイハウンドレースは正式に終了し、8月1日から全国的な禁止措置が施行された。

TAB New Zealandは、業界の終了支援と約1,400頭のグレイハウンドの新たな飼い主探しを目的として、6,000万ニュージーランドドル(3,500万米ドル)の移行支援プログラムを実施する。Greyhound Transition Agencyがこの移行を監督し、恒久的な譲渡先が見つかるまで、飼い主や調教師への支援を行う。

ウィンストン・ピーターズ競馬担当相は、この移行費用は納税者ではなく業界資金によって賄われると説明した。今回の閉鎖は、これまでの改革にもかかわらず負傷率や死亡率が依然として高いとの複数の独立調査結果を受け、今年成立した法改正に基づくものだ。国内でのグレイハウンドレースは終了するものの、TAB New Zealandは海外レースを対象としたベッティングサービスは継続する。

2026年11月2日から5日まで、すべての道はローマで開催される世界最大級のカンファレンスへと続く。SiGMA WorldがFiera Romaを舞台に、3万人の参加者、1,000社を超える出展企業、550人以上の専門家スピーカーを迎えて開催される。ここでの出会いが、あなたのビジネス戦略を大きく変えるかもしれない。