bet365は、米国のベッティング市場における優先事項の変化を受け、米国ギャンブル協会(American Gaming Association、AGA)との関係を解消することを決定し、主要オンライン事業者として最新の離脱企業となった。
報道によると、同社およびAGAの双方が離脱を確認した。協会側は今回の変更が最近のものではないと述べたものの、bet365の会員資格が正確にいつ終了したかについては明らかにしていない。
短い声明で、bet365は「AGAが土地型カジノに強く注力している点は、デジタルファースト企業としての自社の方向性とは合わない」と説明した。同社は引き続き規制当局や市場のパートナーと協力する姿勢を示しており、この離脱は対立的というより戦略的な決定であることを示唆している。
AGA離脱の最新事例
今回の離脱により、bet365は近年AGAを離脱したオンライン主体の事業者リストに加わることになる。DraftKingsやFanDuelは11月に会員資格を取り下げ、予測市場(Prediction Markets)の新興分野に関する見解の違いを理由に挙げていた。当時、両社は実世界のイベント結果に基づく取引ができる新プラットフォームの展開を準備していた。
これらの製品(DraftKings Predictions、FanDuel Predicts)は12月に複数の米州でローンチされ、従来のスポーツベッティングを超えた顕著な拡張を示した。同時期に、Fanatics Betting and GamingもAGAを離脱し、自社プラットフォーム「Fanatics Markets」を展開した。
これら4社はいずれも、米国の主要オンラインベッティング事業者を代表するスポーツベッティング連合(Sports Betting Alliance、SBA)のメンバーである。その中で、bet365はこれまで予測市場(Prediction Markets)への参入意向を公に示していない唯一の企業であり、この分野における立場は明確ではない。
しかし、業界関係者はbet365も同様の参入を準備していると見ている。技術提供契約や買収を通じて予測市場に参入する可能性があると考えられている。
AGAと予測市場
予測市場を巡る議論は、業界内の分断を浮き彫りにした。土地型カジノと強い結びつきを持つ企業は慎重な姿勢を取っており、規制の不確実性や既存ライセンスのリスクを指摘している。
例えば、BetMGMは法的状況が明確になるまで参入しない方針を示しており、CEOのアダム・グリーンブラット(Adam Greenblatt)は予測市場を「規制されていない賭け」と評している。また、最高収益責任者のマット・プレヴォスト(Matt Prevost)は、この分野には依然として不確実性が存在すると強調した。
AGAも同様の見解を示し、予測市場はスポーツベッティングに類似しており、既存ルール下で規制されるべきだと主張している。規制外での運営を許可すると、監視が弱まり、ライセンス事業者に不利益をもたらす可能性があると警告している。
bet365の米国拡張計画は順調
それでも、bet365はAGA離脱後も米国での事業拡張を続けている。2024年にはデンバーに新本社を開設し、オンラインスポーツブックを追加州に拡大。ニュージャージー州やペンシルベニア州などの既存市場ではiカジノ事業も拡大している。
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