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インドネシア、ギャンブルと治安懸念を受けビザ規則を見直し

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

インドネシアは、オンラインギャンブルやサイバー詐欺ネットワークとの関与が疑われる外国人を対象とした大規模摘発を受け、ビザ免除入国制度の一部見直しを進めている。

当局は、ビザ免除制度の停止や廃止は決定していないと強調している。しかし、数百人規模の外国人拘束事案を受け、同国は入国システムがどのように利用されているのかを再評価しており、移民取締りと国境管理が再び注目を集めている。

最新の懸念は2026年5月13日に浮上した。インドネシア入国管理総局は、西ジャカルタで活動していた国際オンラインギャンブル組織への関与が疑われる外国人320人の在留状況を調査していると発表した。

この摘発はインドネシア警察と連携してハヤム・ウルク地区で実施され、拘束された人物はさらなる調査のため移民収容施設および入国管理事務所へ移送された。当局によると、拘束者は男性224人、女性96人だった。

短期滞在ビザを利用

入国管理当局によると、拘束者の多くは短期滞在許可、Visa on Arrival(到着ビザ)、または「Bebas Visa Kunjungan」と呼ばれる同国のビザ免除制度を利用して入国していた。

その数日前には、バタム当局がオンライン投資詐欺への関与が疑われる外国人210人を拘束していた。拘束者の大半はベトナム、中国、ミャンマー国籍だったとされる。

当局によると、一部はビザ免除制度を利用し、他は到着ビザ、通常の訪問ビザ、または投資家滞在許可で入国していた。インドネシア移民局長ヘンダルサム・マラントコ氏は、こうした事例が現在、政策評価の一環として検討されていると述べた。

当局は、観光向け入国制度が、より厳格なビザ審査を回避しながら国内で活動拠点を築こうとする外国犯罪組織に悪用される可能性を強く懸念している。

現時点で大きな政策変更はなし

ただし、当局は旅行者向けの即時変更は導入されていないと強調した。ビザ免除対象国および到着ビザ対象国の公式リストにも変更はない。

ベトナム、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイなどの国々は、引き続きインドネシアへのビザ免除入国対象となっている。一方で、入国管理当局は外国人訪問者に対し、滞在目的を厳格に守るよう警告した。労働、事業運営、組織的商業活動に相当する行為は、通常の観光・訪問入国制度では認められていない。

今回の見直しは、インドネシア全体で移民取締りが強化される中で行われている。当局によると、今年1月から5月初旬までの間に約6,800件の行政上の移民措置が実施された。これには強制送還、ビザ取消し、ブラックリスト登録、収容施設への収監などが含まれる。また、捜査当局は外国人容疑者の活動を支援した可能性がある地元スポンサーや保証人の役割についても調査している。

他国でも政策見直しが進行

インドネシアの政策見直しは、東南アジア全域で進む大きな変化を反映している。各国政府は観光回復を進める一方で、移民制度悪用への監視強化を図っている。

タイでも、一部外国人が長期観光滞在を利用して無許可ビジネス活動や犯罪行為を行っているとの懸念から、拡大されたビザ免除制度の再評価が始まっている。

インドネシアも同様のアプローチを取っているようで、観光制限そのものよりも、当局が「選択的移民政策」と呼ぶ原則の執行強化に重点を置いている。

現時点では、一般旅行者が大きな変化を感じる可能性は低い。しかし当局は、より厳格な審査、監視強化、取締り強化が、今後の東南アジア域内旅行でより重要な要素になるとの見方を示している。

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