ラスベガスの最新大型リゾートであるリゾーツ・ワールド・ラスベガスは、元ネバダ州知事のブライアン・サンドバル氏(掲載画像に描かれた人物)を新たな取締役会会長に任命した。これは、経営陣が「次の成長段階」と表現する準備を進める中で、新たな方向性を示すものとなる。
サンドバル氏は、名誉会長に就任する長年のMGMリゾーツCEOであったジム・マーレン氏の後任となる。マーレン氏は約1年前にリゾーツ・ワールドの取締役に任命され、ラスベガスがパンデミックから回復する中で施設の再建を支援した。
この移行は、リゾーツ・ワールドがMGMリゾーツ・インターナショナル、シーザーズ・エンターテインメント、ウィン・リゾーツといった大手が支配する市場で競争力を強化しようとしている中で行われた。同施設は比較的新参ではあるものの、近年のストリップ地区における最も重要な投資案件の一つであり続けている。
リゾーツ・ワールドは43億ドルを投じた建設の末、2021年に開業し、ラスベガス・ブルーバードにおける10年以上ぶりの最大規模の新規開発となった。行政と高等教育の双方で要職を歴任したサンドバル氏の任命は、ストリップ地区で競争が激化する中、リゾートのリーダーシップを強化する狙いがあるとみられている。
おなじみの人物が役職に就任
サンドバル氏は、リゾーツ・ワールド・ラスベガスにとって決して未知の存在ではない。同氏は今年2月に同社の取締役会に参加し、その際リゾート側は彼の「先見的なリーダーシップ」と「公共サービスへの献身」を称賛していた。今回の取締役会会長への任命は、同社が長期的な計画を政治・規制面での経験豊富なリーダーシップと結びつける意向を強調するものとなる。
2011年から2019年までネバダ州の第29代知事を務めたサンドバル氏は、同州史上初のヒスパニック系知事であった。知事就任以前には、2003年から2005年まで第30代ネバダ州司法長官を務め、1999年から2001年にはネバダ州ゲーミング委員会の委員として3年間活動した。
サンドバル氏は現在、ネバダ大学リノ校の第17代学長を務めている。州行政、ゲーミング規制、教育をまたぐ豊富な経験は、今後のリゾーツ・ワールドの事業方針形成において重要な役割を果たすとみられている。
ジム・マーレン氏は名誉職へ移行
名誉会長となるジム・マーレン氏は、MGMリゾーツ・インターナショナルで長年CEO兼取締役会会長を務めたことで、国際的なゲーミング業界で広く知られている。同氏はマカオ、日本、米国スポーツベッティング市場におけるMGMの大規模拡張プロジェクトを指揮した功績がある。
マーレン氏は最近、ケビン・ムラリー氏の退任を受けて、アラブ首長国連邦商業ゲーミング規制庁の暫定CEOに任命された。同氏の国際的な役割の拡大が、リゾーツ・ワールドでのリーダーシップ移行の一因であるとみられている。
法的課題が再浮上
リーダーシップの変更と並行して、リゾーツ・ワールド・ラスベガスは、米国控訴裁判所がハイローラーのロバート「R.J.」チプリアーニ氏に関連する注目の訴訟を復活させたことで、新たな法的精査に直面している。チプリアーニ氏は、カジノ側が別のギャンブラーであるロバート・アレクサンダー氏による繰り返しの嫌がらせをゲームフロアで許容したと主張している。
控訴裁判所は、さらなる審査のためにこの案件を米国地方裁判所へ差し戻した。再審理の日程はまだ決定していない。同リゾートは9月、ルー・ドーン氏を最高法務責任者兼コーポレートセクレタリー、エリザベス・トランチーナ氏をゼネラルカウンセルに任命し、法務およびコンプライアンス部門を強化した。両氏は規制上の課題に対応するための豊富な経験を持つ法務専門家とみなされている。
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