東京警視庁は、ボーイズグループJO1のメンバーである鶴房汐恩さん(24)を、違法なオンラインギャンブルの疑いで検察に送致しました。『ジャパンタイムズ』の報道によると、警視庁は鶴房さんが昨年5月から6月にかけて、日本国内にいながらスマートフォンを使って海外のオンラインカジノサイトでギャンブルを行っていたとみています。
鶴房さんは「K8」と呼ばれるサイトにアクセスし、ルーレットをプレイしていたとされます。捜査関係者によれば、2023年12月以降、彼はこのサイトに約1500万円(約10万3560米ドル)を入金し、およそ710万円(約4万9018米ドル)を失ったとされています。報道によると、鶴房さんはこうした行為が日本の法律で違法であることをメディア報道で知り、昨年8月ごろにギャンブルをやめたということです。
厳格な取締りと法的影響
地元メディアの報道によると、警察は検察への送致に際して「厳重処分を求める意見」を付けたとされており、起訴の可能性も示唆されています。この件は、まったく別の犯罪収益に関する広範な捜査の過程で明らかになったものです。鶴房さんは今年初めに任意で事情聴取を受けていたとされています。
日本の刑法では、オンライン・対面を問わず、無許可の賭博行為は違法とされており、違反者には最大50万円(約3,452米ドル)の罰金が科される可能性があります。また、賭博の運営または斡旋を行った場合は、3ヶ月以上5年以下の懲役刑が科されることもあります。
所属事務所の対応と活動停止
所属事務所であるラポネエンタテインメントは、5月31日に実施した社内調査の結果を踏まえ、鶴房さんが過去にギャンブルを行っていたことを公表しました。事務所はその事実が確認された直後に、彼を10日間の活動停止処分にしたと発表しています。
日本のギャンブル法と統合型リゾート構想
日本では長年、ギャンブルに対して厳しい姿勢を維持しており、1907年以降、民間による賭博は原則として禁止されています。ただし、公営競技(競馬や競輪など)や、短時間の娯楽と分類される宝くじなどは例外とされています。
2018年には「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR法)」が成立し、統合型リゾート(IR)内に限って、カジノの営業が認められるようになりました。IRにはホテル、国際会議場、観光施設なども併設されることが求められています。全国で最大3カ所まで開業が認められており、初のカジノは2030年に大阪での開業が見込まれています。
外国人観光客は無料で入場できますが、日本国民については入場料の支払い義務があり、さらに週・月単位での入場回数に上限が設けられる予定です。これは観光促進とギャンブル依存対策の両立を図る政策とされています。
オンラインギャンブルは引き続き違法
日本では陸上型カジノ合法化の進展がある一方で、海外業者が運営するオンラインギャンブルについては依然として違法とされています。たとえサーバーが国外にあっても、日本国内からアクセスして利用した場合には、国内法の対象となり、処罰される可能性があります。




