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DraftKings、クレジットカードでの賭けを受け付けたとして過去最高額の45万ドル(約4500万円)の罰金を科される

Jillian Dingwall
執筆者 Jillian Dingwall
翻訳者 Hanako Takagi

マサチューセッツ州のスポーツベッティングにおける規制執行は新たな段階に達し、DraftKings(ドラフトキングス)は同州史上最大の罰金を科されました。ボストンに拠点を置く同社は、複数の州でコンプライアンス違反が重なり、規制当局からの監視が一層強まっています。

内部コミュニケーションの欠如が規制当局の懸念に

マサチューセッツ州ゲーミング委員会の調査によると、2023年3月から2024年2月の間に218名の顧客が合計1,160件、総額8万3,000ドル以上の賭けをクレジットカードによる入金で行っていたことが判明しました。この方法は州法で明確に禁止されています。

DraftKingsは、この問題の原因を社内コミュニケーションの不備と説明しています。同社は2023年5月に規制当局へ報告し、ソフトウェア修正を導入したと主張しました。しかしその後の調査で、この修正が根本的な問題を解決していなかったことが発覚し、違反は継続して発生していました。

委員会は、特にテネシー州では既に同様の管理体制を導入していたのに、マサチューセッツ州には適用しなかった点を重大視。「この構造がこれらのコンプライアンス違反を通じて広がっていたようだ」と指摘しました。

財務的影響と是正措置

DraftKingsは過去最高額の45万ドル(約4,500万円)の罰金に加え、違反によって賭けを行った顧客に対して8万3,000ドル超を全額返金することを義務付けられています。また、第三者監査の実施や、再発防止のための是正措置計画の策定も求められています。

この罰金は、マサチューセッツ州で2023年にスポーツベッティングが合法化されて以来、最大の規制措置です。委員長のジョーダン・メイナード氏は審議の中で、この違反の重大性を強調し、「事案が複雑なため、追加的な情報収集が必要」と述べました。

DraftKingsの社長兼共同創業者であるポール・リーバーマン氏は、2023年7月に「マサチューセッツ州のスポーツベッティングプラットフォームにおいて、クレジットカードを使った賭けを全面的に禁止している」と宣誓文に署名していました。しかし2024年2月にも同様の事例が2件報告され、システムをすり抜けていたことが判明しています。

他州でも続く規制上の課題

このマサチューセッツでの罰金措置は、DraftKingsが他州でも直面している規制問題の一環です。コネチカット州当局は最近、誤解を招くボーナスプロモーションに関連して、顧客7,000人への返金を含む300万ドルの和解を発表しました。同州消費者保護局(DCP)は、2021年10月から2023年1月の間に実施された入金マッチボーナスの条件が十分に説明されていなかったと指摘しています。

DCPゲーミング部門のクリス・ギルマン局長は、「ゲーミング事業者は、特典を受けるために必要な賭け金額や条件を含め、プロモーションの内容を明確に顧客へ伝える必要がある」と述べました。

またニュージャージー州の規制当局は、スポーツベッティングデータを誤って提出した件でDraftKingsに10万ドルの罰金を科しました。同州のメアリー・ジョー・フラハティ代理局長は「運営上の深刻な欠陥を示す容認できない行為だ」とコメントしています。

さらに証券取引委員会(SEC)からは、CEOジェイソン・ロビンズ氏が決算発表前に「非常に好調な成長」と投稿したSNS投稿が公平開示規則に違反したとして、20万ドルの罰金を科されました。

DraftKingsは複数の州で相次ぐ罰金を受け、今後の事業展開においてコンプライアンスへの対応が大きな課題となっています。規制環境が複雑化する中、急速な成長戦略を進めながらも、それぞれの州の要件を的確に満たすことが求められており、混雑するスポーツベッティング市場での地位維持に影響を与える可能性も出てきています。

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