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フィンランド、スロットのオートプレイ禁止と賭け金上限の厳格化を検討

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

フィンランドは、ギャンブル規制の大規模な見直しの一環として、スロットマシンの自動再生機能(オートプレイ)の禁止に向けた準備を進めている。規則案では、ギャンブル関連被害の軽減を目的として、プレイヤーが各ゲームラウンドを手動で開始することを義務付ける。

提案されている変更は、2027年7月1日に施行予定の大規模なギャンブル改革パッケージの一部である。フィンランドはギャンブル市場の一部で新たな競争型ライセンス制度への移行を進める一方で、この規則案では、これまでで最も厳格なプレイヤー保護措置のいくつかも導入される。現在、2026年8月5日までパブリックコメントを受け付けている。

提案では、電子スロットゲーム全般においてオートプレイが禁止される。これにより、プレイヤーは追加操作なしで複数ラウンドを自動的に進行させる設定ができなくなる。代わりに、すべてのスピンを手動で開始しなければならない。

ドイツおよび英国の法律に呼応

規制当局は、この措置によってプレイヤーが各賭けに能動的に関与しないままギャンブルを続けることを防げると考えている。同様のオートプレイ規制は、英国、ドイツ、オランダを含む複数の欧州市場ですでに導入されている。

規則案ではさらに、ゲーム進行速度を抑制する措置も導入される。各ラウンドは最低2.5秒以上継続しなければならず、プレイヤーはゲーム演出をスキップしたり、結果表示を高速化して即座に結果を見ることも認められない。

注目を集めているもう一つの提案が、プレイ時間の通知義務である。オンラインギャンブルプラットフォームと実店舗のスロットマシンの双方において、15分ごとにプレイヤーがどれだけ長くギャンブルを続けているかを示す通知を表示しなければならない。プレイヤーはその都度、プレイ継続かログアウトかを能動的に選択する必要がある。

賭け金の新たな上限

改革には、賭け金と損失額に対する新たな制限も含まれる。オンラインスロットマシンでは、1回転あたりの最大賭け金は20ユーロに制限される。25歳未満のプレイヤーには、より厳しい10ユーロの上限が適用される。実店舗のスロットマシンには、1日および1か月単位の損失制限に加え、新たに年間24,000ユーロの損失上限が導入される。

賞金受け取りについても変更が加えられる。宝くじおよびスクラッチカードの当選金は1年以内に請求しなければならず、カジノおよびスロットマシンの賞金については原則として3か月以内の受け取りが必要となる。未請求の賞金は将来の賞金原資に戻される。

今回の改革は、フィンランド国営ギャンブル事業者Veikkausの運営体制にも影響を及ぼす。スーパーマーケット、キオスク、サービスステーションなど小売拠点に設置可能なスロットマシン数は18,600台から10,000台へ削減される。専用ゲーミングホールは2,000台までに制限され、Veikkausが運営できるランドベースカジノはヘルシンキの1施設のみとなる。

追加の財務的安全措置も盛り込まれている。プレイヤーのゲーム口座残高は最大20,000ユーロに制限されるほか、スロットマシンおよびカジノゲームは年間を通じて70%〜99.9%の払戻率を維持することが義務付けられる。

さらなる修正案も予想

オートプレイ禁止が最も大きな注目を集めると見られる一方、業界関係者は、フィンランドのギャンブル改革の方向性を踏まえれば驚く内容ではないと指摘している。SiGMA Newsの独占取材に応じたHippos ATG最高商務責任者アンティ・コイブラ氏は、この措置は改革案を追っていた関係者の間では広く予想されていたと述べた。

コイブラ氏は、「オートプレイ禁止はおそらく最大の見出しになるだろうが、これまでの議論の流れを追ってきた人にとって大きな驚きではない」と語った。また、「15分ごとのプレイ時間通知の提案の方がむしろ予想外であり、最低2.5秒のゲーム時間や、25歳未満は10ユーロ、それ以外は20ユーロという賭け金上限は想定よりもバランスの取れた内容だった」と付け加えた。

承認されれば、今回の改革は近年のフィンランドのギャンブル制度における最大級の変更となり、規制当局はプレイヤー保護と責任あるギャンブル対策をより重視する姿勢を鮮明にすることになる。

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