プロアスリートのアンドレアス・ニコラウ氏は7月27日午後11時直前、キプロス・リマソールのモロス・ピアにゴールし、OEXNとFX.worldの支援のもと、SiGMA FoundationとLittle Heroes Foundationのためにキプロス島を一周する700km超のチャリティーランを完走した。
このチャレンジは、SiGMA Newsがニコラウ氏の出発時にも報じたもので、7月20日午前0時にスタートした地点へ8日後に戻る形で終了した。8日間で1日平均約90kmを走破した計算となる。
ゴールの瞬間
ゴール地点ではSiGMAチームのメンバーがニコラウ氏を迎えたほか、最後の区間では同僚や友人たちが伴走し、完走を後押しした。


ゴール前の数日間、ニコラウ氏は1日わずか2時間ほどしか睡眠を取らず、できるだけ距離を稼ぐために走り続けていた。およそ2時間半から3時間ごとに約10kmを走るペースを維持していたが、最後の5kmで状況が一変した。「彼は残っていた力をすべて振り絞り、驚異的な走りを見せました。最後の5kmを20分で走り切ったのです」と、ゴールまで伴走したSiGMAグループの法務顧問、マリーナ・ペタシ氏は語った。彼女は、この走りによって「彼は本気で目指したことなら何でも成し遂げられる人だと証明した」と話している。
「アンドレアスは本当に驚くべきことを成し遂げました。同じことを再びやり遂げる人は、おそらく現れないでしょう」と彼女は続けた。肉体的にも精神的にも自分自身と闘い続ける彼と最後の5kmを走った経験は忘れられないものだったという。沿道の人々の声援を受けながらゴールへ向かう姿を見届けた瞬間は、誇らしく感動的な時間だったと振り返った。
完走直後のインタビューで、ニコラウ氏は「達成感があります」と語り、「ただ、とても幸せです」と笑顔を見せた。
完走までの道のり
ニコラウ氏のコーチ、ステファン・スタンコビッチ氏は、4人のサポートチームの一員として8日間にわたり同行した。スタンコビッチ氏によると、最初の3日間は毎晩約3時間の睡眠を確保していたが、4日目以降は予定より遅れが生じたため、決まった睡眠時間を設けることを断念したという。長時間走り続け、限界が訪れるたびに道路脇などで横になって短時間の休息を取る生活が続いた。


「この1週間がどうだったかは重要ではありません」とスタンコビッチ氏は語る。「一番大切なのは、彼が生きていて、ある程度健康な状態で、こうしてゴールにたどり着いたことです。」さらに、「完走できる保証はまったくありませんでした。本人にはどうすることもできない要因で途中棄権する可能性も非常に高かったのです。それでも、私たちは彼をここモロスまで連れてくるために全力を尽くしました」と振り返った。
ニコラウ氏自身は、このチャレンジで最も苦しかったのは「一日のほとんどを占める暑さ」だったと語った。一方で、最も幸せだった時間は、眠ることができた瞬間だったという。


SiGMA Foundationの使命を支援
今回のチャレンジでは、SiGMAグループの慈善部門であるSiGMA Foundationへの募金と認知向上が目的とされた。SiGMA Foundationは、キース・マーシャル氏、オースティン・カキア氏、エマン・プリス氏によって2019年に設立され、募金活動や慈善事業、教育プログラム、職業訓練を通じて、世界中の恵まれない人々や地域社会を支援してきた。
SiGMA Foundationのパートナーシップ兼オペレーションディレクター、アレクサンドラ・ステファン氏は次のように語った。「アンドレアスが走った1kmごとに、誰かの人生を変える機会が生まれました。集まった資金は、Little Heroes Foundationとの提携による命を救う医療支援をはじめ、SiGMA Foundationの人道支援活動に活用されるほか、支援を必要とする地域で持続可能なプロジェクトを継続するためにも役立てられます。」
耐久チャレンジは、SiGMA Foundationの募金活動の中核を担ってきた。これまでに同財団は、代表的な募金イベントである13回のキリマンジャロ登頂を実施したほか、ペルー・インカ道を通るマチュピチュ・トレッキングなども開催し、それぞれ特定の支援プロジェクトのための資金を集めてきた。今回のキプロス一周ランは、同財団にとって初となる本格的な長距離ランニングチャレンジであり、これまでの「冒険を通じた慈善活動」という取り組みを道路上へと広げる新たな試みとなった。
今後の予定
今後について尋ねられたニコラウ氏は、「家に帰って休み、体を回復させたいです」とシンプルに答えた。また、「これほど過酷だと事前に知っていても、もう一度挑戦しますか」との質問には、「もちろんです」と即答した。

アレクサンドラ氏は次のように呼びかけている。「700km以上走らなくても、人の人生を変えることはできます。スポンサーになることでも、寄付をすることでも、あるいはこの活動を広めるだけでも、すべてがより大きな支援の一部となります。この素晴らしい挑戦を、本当に支援を必要とする人々への長期的な支援へとつなげていきましょう。」
SiGMA Foundationの募金活動は今後も続く。2026年にはSiGMA Awardsの一環として、メキシコシティ、ローマ、コロンボで開催されるSiGMAサミットにおいてチャリティーオークションが予定されている。次回参加できるイベントは、8月7日にリマソールで開催されるGaming Meetup Limassolで実施されるチャリティーアートオークションだ。会場はLady’s MileにあるCaptain’s Cabin Beachで、SiGMA Foundationとの共催となる。
SiGMA Foundationへの寄付は、医療、教育、地域社会の発展など、支援を必要とする人々の人生を変えるプロジェクトに活用される。一度限りの寄付でも継続的な支援でも、その一つひとつが世界中の弱い立場にある人々を直接支える力となる。ともに、未来へ続く変化を生み出そう。今すぐ寄付を。




