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アジア太平洋地域でギャンブル参加が拡大:レポート

Jefferson Mendoza
執筆者 Jefferson Mendoza
翻訳者 Hanako Takagi

アジア太平洋地域は、参加率が欧州や北米を上回り、世界で最もダイナミックなギャンブル拠点としての地位を確立している。マカオの華やかなカジノから、バーレーンのデジタルプラットフォーム、フィリピンの統合型リゾートに至るまで、この地域ではギャンブル産業が経済・社会の両面に強い影響を及ぼしている。

マカオ:世界的ギャンブル拠点

マカオは、現在も世界有数のギャンブル都市であり続けている。例えばサンズ・マカオは、カジノと関連施設を合わせて22万9,000平方メートルに及ぶ規模を誇る。他の施設も継続的に改装を進めており、都市全体の産業の活況を象徴している。

しかし、その名声にもかかわらず、マカオのギャンブル市場は2016年以降、変動性に直面してきた。収益は2014年に急増したものの、その後の成長は一様ではない。2025年には、財政局の発表によると、ゲーミング税収は前年比6.1%増加し、ギャンブル関連収入が税収全体の83.7%を占めた。

一方で、ギャンブル収入への過度な依存はリスクを伴う。政府による監督は法令遵守を確保する一方、経済をカジノの業績に強く結び付けている。来訪者数、中国経済の減速、政治的動向といった要因は、マカオの財政を不安定化させかねない。地元メディア「Macau Business」によれば、行政長官の岑浩輝(サム・ホウファイ)は、財政赤字を避けるため、月間収入が150億パタカ(約18億8,000万米ドル)を下回ってはならないと強調している。

バーレーン:法的制限下で拡大するオンラインギャンブル

バーレーンでは、公共の場でのギャンブルは依然として違法である。この禁止は、賭博や偶然性のあるゲームを禁じるイスラム法に根ざしている。バーレーン刑法第308条では、公の場でのギャンブルを犯罪とし、最長3か月の禁錮刑または300バーレーン・ディナール(約795米ドル)の罰金を科すと定めている。

一部の国がオンラインカジノを規制・認可しているのとは異なり、同国にはギャンブル活動を監督する規制機関は存在しない。

それでも、オンライン上での参加は拡大を続けている。Esports Insiderの報告によると、国内の利用者はVPN対応の海外プラットフォームを通じてリアルマネーのオンラインカジノを利用しているという。暗号資産ウォレットを使用することで政府の制限を回避でき、迅速な出金、高度なプライバシー保護、多様なゲームを提供することで、匿名でのプレイを可能にしている。

フィリピン:デジタル成長が収益を牽引

地元メディアの報道によれば、フィリピン娯楽ゲーム公社(PAGCOR)は2025年2月、収益が17%成長すると予測した。この成長は、電子ゲームおよび統合型リゾートによるものである。アレハンドロ・テンコ会長は、デジタル形式が急速に拡大し、オフショア事業者からの減収を相殺していると述べている。PAGCORのライセンス制度は、監督を維持しつつ成長を促進している。

統合型リゾートとオンラインプラットフォームは主要な雇用創出源となり、2025年には総ゲーミング収益が大きく伸びた。マニラのエンターテインメント・シティは、この拡大の中心地であり、ラグジュアリー、ゲーミング、飲食、エンターテインメントを融合した活気ある拠点として、デジタル形式と積極的な投資戦略を武器に、マカオのような既存拠点に挑戦する存在となっている。

国別ギャンブル市場シェア(出典:Silence Bet)

将来展望

地元メディアによると、マカオの2025年のギャンブル収入は2,474億パタカ(約309億米ドル)に達し、2024年比で9.1%増加した。これはパンデミック以降で最高水準だが、2019年の水準にはなお届いていない。それでも、カジノ収益はラスベガス・ストリップの2倍以上となり、マカオの世界的優位性を改めて示した。

一方、フィリピンでは2025年上半期の総ゲーミング収益が2,147億5,000万ペソ(約36億米ドル)に達し、前年同期比で26%増加した。eゲーム、eビンゴ、デジタルカジノといったオンライン形式が収益の半分以上を占め、通年では4,800億ペソ(約81億米ドル)に達するとの予測も出ている。現在の傾向が続けば、オンラインギャンブル収益が従来型カジノを上回り、フィリピンはマカオに対抗する強力な存在としての地位を確立する可能性がある。

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