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フィリピンでインフルエンサーに責任あるゲーミングの推進を要請

Jenny Ortiz-Bolivar
翻訳者 Hanako Takagi

フィリピンでは、ソーシャルメディアや配信プラットフォームを通じてiGamingの影響力が拡大する中、規制当局、業界関係者、コンテンツクリエイターが向き合う形で、責任あるゲーミングが改めて注目を集めています。

業界関係者の多くは、問題の本質はオンラインギャンブルの存在そのものではなく、規制されたプラットフォームと無規制プラットフォームの不均衡にあると一致しています。SiGMA Newsの取材に対し、YGS Live創設者のジュリアス・「バヌーブス」・マリアーノ氏は、違法活動の規模に比べて合法市場は依然として小さいと述べました。「規模を見れば、規制された側は市場のごく一部にすぎません。だからこそ認知向上が重要なのです」と語っています。

マリアーノ氏は、この不均衡が誤解や詐欺、安全でないプレイヤー行動を助長してきたと指摘しました。特に、インフルエンサーやライブ配信を通じてギャンブル関連コンテンツに触れるフィリピンの視聴者に影響が及んでいるといいます。オンラインコンテンツが消費者の選択を形作り続ける中で、責任あるゲーミングのメッセージは、プレイヤーが実際に存在する場所、すなわちデジタルプラットフォーム上で発信されなければならないと強調しました。

「規模を見れば、規制された側は市場のごく一部にすぎません。だからこそ認知向上が重要なのです。」

― YGS Live創設者 ジュリアス・「バヌーブス」・マリアーノ

消費者保護としての規制

HHR Philippines Inc.社長のアンソニー・「トニー」・マンギアット弁護士は、監督・規制の目的がしばしば誤解されていると強調しました。「ゲーミングは娯楽であり、楽しみであり、レクリエーションです。規制はその枠組みを守るために存在しています」と、地元メディアに語っています。

マンギアット氏によれば、本人確認(KYC)、年齢確認、プレイヤー保護ツールといった安全措置は、被害防止の中核を成すものです。「無秩序なアクセスへの解決策が規制です。規制とは、KYC、年齢確認、そして各種セーフガードを意味します」と説明しました。

また、規制が業界の成長を妨げるという考え方も否定しています。「私たちはPAGCOR(フィリピン娯楽・ゲーミング公社)を脅威とは捉えていません。PAGCORの監督は消費者保護だと考えています」と述べ、正規事業者と違法事業者を分ける最低基準を設定する規制当局の役割を強調しました。

フィリピンでの調査では、多くの利用者が法的・金銭的リスクを十分に理解していないことが示されており、より明確な教育の必要性が裏付けられています。社会文化調査会社The Fourth Wallの調査によると、オンラインでギャンブルを行う多くのフィリピン人は、無規制プラットフォームに伴うリスクを認識していませんでした。メガ・マニラ、メトロ・セブ、メトロ・ダバオの400人を対象とした調査では、回答者の10人中5人が、無規制サイトで賭けることの法的影響を知らないと認めています。

インフルエンサーと社会的責任

オンライン上の著名人がギャンブルコンテンツへの主要な入口となる中、インフルエンサーの役割が重要なテーマとして浮上しました。マリアーノ氏は、影響力の大きさには責任が伴うと主張しました。「私たち全員に社会的責任があります」と述べ、意図の有無にかかわらず、インフルエンサーの役割は視聴者の行動に影響を与える存在だと指摘しました。「最低限すべきことは、合法で規制されたものを促進することです」

業界関係者は、一部のクリエイターが、提携先の事業者が無認可であることを知らずに契約してしまうケースがあることも認めています。そのため、処罰よりもまず教育が第一歩と位置付けられました。インフルエンサーには、規制当局の公式リストでプラットフォームを確認し、正規ライセンス事業者と、正当性を偽装するサイトとの違いを理解することが求められています。

フィリピンのコンテンツクリエイターであり、Buenas PHのアンバサダーであるボス・トヨ氏は、すでにギャンブル関連コンテンツで溢れている環境では、指針が不可欠だと語りました。「コンテンツ制作はすでに存在しています。だからこそ、何が違法で何が合法なのか、そして責任を持って遊ぶ方法を教える方が良いのです」と述べています。

さらに、「依存症回復のためのプログラムなど、リハビリテーションの取り組みも支援しています」と付け加え、責任あるゲーミングが単なる規制遵守にとどまらず、プレイヤーの福祉にまで及ぶという認識が広がっていることを示しました。

「業界は昨年、信頼を失いました。そこから立て直す道は、透明性、規制、そして目に見える安全対策です。」

― 888 Luxury Legacy Corporation社長 ジェブ・マーク・マカム

透明性による信頼回復

一方で、フィリピンでは近年オンラインギャンブルへの監視が強まったことを受け、業界に対する信頼は依然として脆弱な状態にあります。888 Luxury Legacy Corporation社長のジェブ・マーク・マカム氏は、信頼は一貫した基準によってのみ回復できると述べました。

「業界は昨年、信頼を失いました。そこから立て直す道は、透明性、規制、そして目に見える安全対策です」と語っています。

違法プラットフォームがオンライン上で高い可視性を持つと、業界全体が評判の低下という被害を受けることになると、業界関係者は指摘しています。その結果、オンラインカジノ全体に対するスティグマが強まり、プレイヤーは詐欺、出金トラブル、データリスクにさらされやすくなります。

出発点としての認知向上

フィリピンでは取締りが依然として課題であるものの、地域のゲーミング業界リーダーたちは、現時点で最も現実的な手段は認知向上だという点で一致しています。利用者に対し、プラットフォームが規制当局に認可されているかを確認するよう促すこと、そしてゲーミングに対して現実的な期待を持たせることが重要なステップだとしています。

責任あるゲーミングを推進する立場からのメッセージは一貫しています。規制はギャンブルを排除するものではなく、プレイヤーとクリエイター双方を守るための境界線を設けるものだということです。オンラインプレイが拡大し続ける中で、より安全な環境へと視聴者を導く責任は、オンライン上で影響力を持つ人々にますます委ねられています。

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