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自閉スペクトラム症やADHDを含む神経多様性のギャンブラーを支援するための新ツール

Garance Limouzy
執筆者 Garance Limouzy
翻訳者 Hanako Takagi

英国を拠点とする慈善団体GambleAwareは、昨年発表された調査結果を受け、ギャンブル被害を抱える神経多様性の人々をより適切に支援できるよう、治療者および最前線の支援担当者向けに専門的ツール一式を公開した。この調査では、特に自閉スペクトラム症者やADHDの人々など、一部の集団がより高いリスクに直面している可能性が示唆されている。

同チャリティーの報告書は、IFF Research、ブリストル大学およびUCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の研究者、さらに当事者による経験提供者の協力による数年に及ぶ研究成果をまとめたものである。本報告では、神経多様性のある人々が、一般集団とは異なる理由でギャンブルに惹きつけられやすいこと、また問題が生じた際に支援へアクセスすることが困難となりやすいことを明らかにしている。

「衝動性、過集中、社会的困難、刺激への強い欲求といった神経多様性の特性がギャンブル行動と被害増大を助長し、さらに偏見や恥、個別化された支援の不足が当事者をより孤立させ、支援を求めるハードルを高めています」と、GambleAwareの最高経営責任者アンナ・ハーグレイヴ氏は発表で述べた。

調査では、神経多様性のある人々が必ずしも他者より頻繁にギャンブルを行うわけではないものの、ギャンブルを行った場合にはより大きな被害を経験することが多いと指摘している。GambleAwareのエビデンスマッピングに含まれた「アボン親子縦断研究(ALSPAC)」の分析では、ADHDまたは自閉特性を持つ人々は、同年代の他者に比べギャンブルによる悪影響を受ける可能性が「2倍」であることが示されている。

被害の大きさは同程度のギャンブル頻度にもかかわらず上昇

報告書によると、神経多様性者と神経定型者の間で、ギャンブル行動の頻度に一貫した差が見られるわけではなかった。複数の年齢層において、ADHDまたは自閉特性のあるALSPAC参加者は17歳および20歳時にはより頻繁にギャンブルを行っていたものの、24歳および30歳では定期的なギャンブル行動が少ない傾向がみられた。

しかし、この不一致にもかかわらず、被害は顕著に大きかった。ALSPACデータは、ADHDと「問題ギャンブル重症度指数(PGSI)」の高いスコアとの間に強い関連性を示しており、ADHDのある人々は「悪影響を受ける確率がADHDのない人の2倍」であることが示されている。同様の傾向は自閉スペクトラムの参加者にも見られた。

さらに報告書では、衝動性、リスク評価の困難、感覚過敏、圧倒的な感情を処理するための手段としてギャンブルを用いることなど、脆弱性を高める複数の特性が指摘されている。

当事者の1人でありギャンブル被害経験者のポール・ナッシュ氏は次のように語っている。「自閉症の場合、日々のルーティンが非常に重要です。私にとってギャンブルはルーティンそのもので……毎日ギャンブルをすることで、それを続けなければならないと感じるようになりました。また、自分の好きな趣味であるスポーツとお金儲けを結びつけた、強い執着でもありました。」

支援への障壁はいまも残る

新たな報告書では、多くの神経多様性のある人々が、偏見、専門支援への認知不足、過去の否定的体験などを理由に支援へアクセスする際に困難を抱えていることが強調されている。エビデンスレビューに含まれる研究では、英国の治療体系はほとんど神経多様性の利用者向けに設計されておらず、支援の多くは「主に神経定型者を対象として設計・検証されてきた」ことが指摘されている。

エビデンスの蓄積は十分とは言えない。迅速エビデンス評価(REA)では、自閉症者、失読症(ディスレクシア)、発達性協調運動障害(ディスプラクシア)、算数障害(ディスカルキュリア)のある人々向けに適応された治療に関する英国の研究は一件も見つかっていない。

GambleAwareが今回公開した新ツールは、そのギャップを埋めることを目的としている。これには、トレーニング教材、コミュニケーションガイド、ケーススタディが含まれ、臨床家が支援方法を調整できるよう設計されている。推奨事項は6つの主要原則に基づいており、その中には「明確性と簡潔性の確保」、「感覚面での配慮」、さらに「神経多様性プレイヤーの自立と主体性の促進」が含まれている。

ギャンブル被害の捉え方が転換期へ

今回の新支援リソースは、英国におけるギャンブル被害対策が大きく揺れ動いている状況下で発表された。先に報じられたように、現在500万人以上の成人がギャンブルの削減または中止を望んでいるが、その大多数は問題ギャンブラーには分類されていない。この変化の波により、多くがGambleAwareによって運営・資金提供されている早期支援ツールの重要性が増している。

GambleAwareの以前の分析では、若年層がこの変化を牽引していると示されており、ギャンブルを行う18〜34歳の約3分の1が、減らすかやめたいと回答している。

一方、同チャリティーが別途実施したオンライン広告に関する調査では、貧困地域に住む子どもや若年層がギャンブル広告に過剰にさらされている可能性が示されており、既存の社会的不平等をさらに悪化させる懸念がある。

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