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1,200件以上の逮捕がアフリカのサイバー犯罪対策における大きな前進を示す

Garance Limouzy
執筆者 Garance Limouzy
翻訳者 Hanako Takagi

今年初め、アフリカの法執行機関はインターポールと連携し、サイバー犯罪者のネットワークを壊滅させる作戦を実施しました。この作戦は「オペレーション・レッドカード」と名付けられ、2024年11月に開始され、2025年2月まで続きました。その結果、306人の容疑者が逮捕されました。作戦中には、モバイル詐欺、ウェブカジノ、デジタル投資詐欺の被害に遭った5,000人以上の被害者が特定されました。

このようなアフリカ諸国間の共同取り組みは、サイバー犯罪の脅威に対して協力して立ち向かう緊急性が認識されていることを示しています。特に、ゲーミング産業や電子金融機関に直接影響を及ぼすサイバー犯罪に対して、地域全体で対抗する必要性が明らかになっています。

アフリカにおけるサイバー犯罪の蔓延

オペレーション・レッドカードでは、ルワンダ、ザンビア、ナイジェリア、南アフリカを含む7か国で広範なサイバー犯罪の関与が明らかになりました。フィッシングや詐欺など複数の攻撃手法が用いられ、被害者が狙われました。インターポールのサイバー犯罪部門ディレクター、ニール・ジェットン氏は、「詐欺師に国境はなく、個人やコミュニティに甚大な被害をもたらす可能性がある」と指摘しています。

ナイジェリアでは最も多くの逮捕者が出ており、130人が拘束され、そのうち113人は外国籍でした。南アフリカでは、当局が1,000枚以上のSIMカードと53台のコンピューターを押収し、さらに40人の容疑者を拘束しました。インターポールの報告によれば、参加国では犯罪に関連する電子機器1,800点以上や財産・車両も押収されています。

サイバーセキュリティ施策の進展

その後、2025年6月から8月にかけて、インターポールは「オペレーション・セレンゲティ 2.0」を実施し、アフリカにおけるサイバーセキュリティの取り組みで大きな前進を示しました。この作戦は、国際金融システムの安定を脅かすサイバー犯罪者の追跡と逮捕に焦点を当てました。特に、アフリカ各地で稼働していた違法な暗号通貨マイニング拠点の閉鎖が大きな成果として挙げられます。

TRM Labsの報告によれば、法執行機関は「実用的なブロックチェーン情報」を活用して、オペレーション・セレンゲティ 2.0の範囲を拡大し、サイバー犯罪インフラに対する行動を加速させました。セーシェルやガーナにおけるランサムウェアや詐欺の活動に関するTRMからの重要な情報が、作戦の成功に寄与しました。

2025年8月22日までに、インターポールの取り組みにより、1,209人のサイバー犯罪者が逮捕され、11,432件の違法デジタルインフラネットワークが解体され、9,700万ドル以上が回収されました。アンゴラ、ベナン、ナイジェリア、南アフリカなど18か国が緊密に協力し、サイバーセキュリティ施策の地域的な実行力が示されました。

インターポールのオペレーション・セレンゲティ 2.0 出典:インターポール

外国人の関与と新たな課題

この作戦での重要なポイントの一つは、中国籍の関与です。例えば、アフリカ防衛フォーラムによると、アンゴラでは60人の中国人が運営する25件の無許可暗号通貨マイニング施設が閉鎖されました。当局は3,700万ドル以上相当の機材を押収するとともに、国内の電力網を消費していた違法発電所の関係者も逮捕しました。

こうした外国勢力の関与は、外国のサイバー犯罪者がアフリカの急成長するデジタル市場を悪用する可能性への懸念を高めています。2024年後半には、中国人による詐欺や違法オンラインギャンブルの波が発生し、外国犯罪勢力の干渉への警戒感が一層強まりました。サイバーセキュリティ専門家は、アフリカ大陸全体で急速に拡大するインターネットインフラに対して、現行の法律や金融規制が追いついていないと警告しています。

ナイジェリアの取り組み

ナイジェリアでも大きな進展が見られます。BBCによると、50人の中国人がナイジェリア国内でのサイバー犯罪活動に関与して逮捕されました。ナイジェリア経済金融犯罪委員会(EFCC)のオラ・オルコユデ委員長は、「外国人は、我が国が詐欺の温床として知られているという不幸な評判を利用し、自らの犯罪行為を隠す拠点を築こうとしている」と指摘し、依然として課題が続いていることを強調しました。

インターポールとの協力により、ナイジェリアは国内に拠点を置く大規模サイバー犯罪シンジケートをいくつか摘発することに成功しました。関係者は、これらの逮捕が国内のデジタル経済への信頼回復の契機となるとし、ナイジェリアのサイバーセキュリティの未来に期待を示しています。

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