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BetMGM、Q2売上高7億1,100万ドルを計上 2026年売上高31億ドルを見込む

Julia Moura
執筆者 Julia Moura
翻訳者 Hanako Takagi

BetMGMは2026年第2四半期も成長を維持し、純収益は7億1,100万ドルとなり、2025年同期比で3%増加した。2026年上半期の売上高は14億600万ドルに達し、前年同期比4%の成長となった。

声明の中で、BetMGMのCEOであるアダム・グリーンブラット氏は、同社は2026年を規律ある事業運営のもとでスタートし、プラスのキャッシュフローと調整後EBITDAを維持したことで、最も高いリターンが期待できる分野への投資を継続できたと述べた。また同氏は、規制環境が一段と複雑化し、競争が激化しているものの、同社は引き続きiGamingにおけるリーダーシップ、ネバダ州でのオムニチャネル戦略の優位性、そして高付加価値顧客への注力を最優先すると説明した。

売上高の伸びはやや緩やかになったものの、同社は引き続きキャッシュを創出し、通期業績見通しも据え置いた。BetMGMは2026年の業績見通しを改めて確認し、純収益は29億〜31億ドル、調整後EBITDAは3億〜3億5,000万ドルを見込んでいる。ただし、これまでの業績と下半期の見通しを踏まえ、最終的な実績はそれぞれのレンジの下限に近い水準となる見込みだとしている。

今回の決算は、同社が急速な顧客獲得よりも収益の質を重視する戦略を継続していることを示している。BetMGMは、年後半の事業拡大を支える4つの戦略の柱として、以下を挙げた。

  • iGamingおよび複数の商品を提供している州での競争力を強化すること
  • 特にネバダ州でオムニチャネル戦略の優位性を拡大すること
  • より価値の高いプレイヤーに注力すること
  • 規律あるマーケティング投資戦略を維持すること

EBITDAが成長、キャッシュ創出も引き続きプラス

売上高の増加に加え、同社は第2四半期の調整後EBITDAが7,400万ドルとなったことを報告した。上半期では、この数字は9,900万ドルに達した。また、2026年上半期には親会社へ1,800万ドルを分配しており、このうち1,500万ドルは4〜6月期に支払われた。これらの支払いはすべて親会社手数料(Parent Fees)によるものであり、期間中に余剰資金の分配は行われなかった。

前年同期比での成長は主にiGamingが牽引した。第2四半期の純収益は3%増、上半期では4%増となった一方、オンラインカジノゲームの売上高は第2四半期、上半期ともに8%増加した。スポーツベッティングの売上高は4〜6月期では横ばいだったが、上半期では2%増加した。上半期の業績は概ね予想どおりで、iGamingとスポーツベッティングの双方が期間中の業績にプラスに寄与した。

収益性を重視

売上高は引き続き成長したものの、BetMGMは事業運営における重点は依然として収益性と効率性にあることを明確にした。市場シェア獲得のために支出を拡大するのではなく、最も収益性の高い事業分野と、高い価値を持つ顧客層への投資を継続するとしている。

この戦略は、米国およびカナダのオンラインベッティング市場で競争が激化しているにもかかわらず、2026年通期見通しを据え置いた理由でもある。BetMGMによると、第2四半期の業績は、事業拡大や商品開発への投資を続けながらも、事業モデルが引き続きプラスのキャッシュフローと安定した調整後EBITDAを生み出していることを示している。

同社はまた、ランドベースのカジノとデジタルプラットフォームを統合した事業基盤を引き続き活用していく方針を示しており、特にネバダ州では大きな競争優位性を有していると考えている。また、2026年における同社最大の成長ドライバーであり続けているiGamingポートフォリオの強化にも引き続き投資していく計画だ。

iGamingは2026年上半期もBetMGMの主要な成長源となった。スポーツベッティング事業の成長は比較的緩やかだった一方、オンラインカジノ事業は売上高と顧客エンゲージメントの両面で着実な伸びを記録した。第2四半期のiGaming純ゲーミング収益(NGR)は前年同期比8%増となり、上半期全体でも同じ8%の成長率を記録し、安定した拡大を示した。2026年上半期には、iGaming部門のコントリビューションは2億8,000万ドルを超えた。

売上高の増加に加え、BetMGMは2026年上半期のiGamingにおけるアクティブユーザー1人当たりNGRが前年同期比9%増加したことも報告した。

競争力を強化

同社が第2四半期の主な成果として挙げたのが、ゲームライブラリーの拡充であり、新たな独占タイトルや、著名なエンターテインメントブランドとの提携によって開発されたコンテンツを追加した。

第2四半期には、「Game of Thrones」「Rakin’ Bacon」「Elvis Presley: Viva Las Records」をテーマにしたゲームを追加した。これはプレイヤーのエンゲージメント向上と競合他社との差別化を目的とした戦略である。独占的な知的財産(IP)とオムニチャネル向けタイトルを組み合わせることで、北米iGaming市場における同社の地位はさらに強化されている。

もう一つの戦略的な取り組みとして、カナダ・アルバータ州でBetMGMを正式にローンチした。事業開始後の初期指標は、現地市場で好調な成果を示している。アルバータ州は、2022年以来初となる新市場での複数プロダクト展開となり、カナダ市場での事業基盤を拡大するとともに、今後数年間の新たな成長機会を生み出している。

また、BetMGMは第2四半期に、グループを代表するブランドの一つである「Borgata Online」をリブランドして再始動した。

スポーツベッティングは安定推移、プレイヤー当たり価値は向上

オンラインスポーツベッティングでは、iGamingとは異なる傾向が見られた。NGRは第2四半期に前年同期比で横ばいだったものの、上半期全体では2%増加した。

売上高の伸びは比較的小幅だった一方で、プレイヤー関連指標は改善が続いた。上半期では、アクティブユーザー1人当たりのベット額(Handle per Active)が18%増加し、アクティブユーザー1人当たりのNGRも2025年同期比で17%増加した。同社によると、これはより価値の高いプレイヤーに重点を置いた顧客獲得・管理戦略の成果だという。

スポーツベッティングの純収益は、NBAプレーオフやワールドカップ期間中の活発なベッティング需要があったにもかかわらず、横ばいとなった。BetMGMによると、ベット総額(Handle)は増加したものの、顧客への払戻金も増えたため、第2四半期の純収益の伸びは抑えられた。2026年上半期のスポーツベッティング事業のコントリビューションは8,000万ドルを超えた。

出典:BetMGM

より効率的なマーケティングとオムニチャネル戦略の優位性

BetMGMは、新世代のCRMツールを活用して顧客セグメンテーションモデルを継続的に改善し、よりターゲットを絞ったマーケティング施策と、顧客獲得コストに対する投資効率の向上を実現したと述べた。さまざまなマーケティングチャネルへの予算配分を最適化した結果、「プレミアム・マス」と分類される、収益性の高い顧客層の割合が増加した。また、こうした顧客の長期的な定着率向上にも投資を続けているという。

プレイヤー価値に関する指標は上半期を通じて改善したものの、アクティブユーザー数の平均は減少した。第2四半期の月間平均アクティブユーザー数は87万5,000人となり、2025年同期の90万1,000人から3%減少した。上半期全体では、月間平均アクティブユーザー数は98万4,000人から92万5,000人へと6%減少した。同社によると、戦略の重点は顧客数を急速に拡大することではなく、より高い収益が見込めるプレイヤーを優先し、1人当たりが生み出す価値を高めることにあるという。

もう一つの注目点は、ネバダ州におけるオムニチャネル戦略の強化である。同州ではBetMGMがリアル店舗とデジタルの両事業を展開しており、2026年上半期のスポーツベッティングのベット総額(Handle)は前年同期比で10%増加した。

2026年第2四半期および上半期を通じて売上高は増加したものの、BetMGMはいくつかの主要な収益性指標で減少を記録した。同社によると、業績は引き続き収益性の高い成長とキャッシュ創出を重視した戦略を反映しているが、2025年下半期に導入された増税や、上半期に発生した一時的な要因の影響を受けたという。

売上高は増加するも、利益とEBITDAは減少

2026年第2四半期のBetMGMの純収益は7億1,100万ドルとなり、前年同期の6億9,200万ドルから3%増加した。

2026年上半期の売上高は14億600万ドルとなり、2025年上半期の13億4,900万ドルから4%増加した。

出典:BetMGM

売上高は増加したものの、コントリビューションは減少した。4〜6月期は1億9,200万ドルから1億7,100万ドルへと11%減少し、上半期では3億700万ドルから2億8,800万ドルへと6%減少した。

純利益は第2四半期に4,300万ドルとなり、2025年同期の7,700万ドルから44%減少した。上半期では8,800万ドルから5,300万ドルへと40%減少した。BetMGMによると、収益性低下の主な要因は、2025年下半期に導入された増税と、期間中に発生した一時的な要因であり、その結果、売上高の増加がEBITDAや営業利益へ十分に反映されなかったという。

調整後EBITDAは第2四半期に7,400万ドルとなり、前年同期の8,600万ドルから15%減少した。上半期では1億900万ドルから9,900万ドルへと9%減少した。それにもかかわらず、同社は2026年通期の調整後EBITDA見通しを3億〜3億5,000万ドルに据え置いており、2026年下半期の業績改善に自信を示している。

設備投資額(CAPEX)は比較的安定して推移した。第2四半期は2,100万ドルから1,800万ドルへと200万ドル減少し、上半期では2,500万ドルから2,200万ドルへと400万ドル減少した。

親会社への資金分配を拡大

BetMGMはまた、2026年上半期に親会社へ資金を分配したことも報告した。第2四半期には1,500万ドル、1〜6月では合計1,800万ドルを分配した。2025年同期には株主への資金分配は行われていない。同社によると、これらはすべて親会社手数料(Parent Fees)の支払いであり、余剰資金の分配ではなかった。

2026年6月末時点で、BetMGMの使途制限のない現金残高は約1億5,200万ドルだった。この金額は四半期末の決済フローの影響を受けている。また、1億5,000万ドルのリボルビング・クレジット・ファシリティは2026年6月30日時点で全額利用可能で、借り入れは行われておらず、今後の投資や事業拡大に向けた十分な財務余力を維持していると報告した。

iGamingが引き続き最大の収益源

第2四半期決算に加え、BetMGMは2025年初頭以降の主要財務指標の推移も公表した。データによると、力強い売上成長を遂げた2025年を経て、同社は2026年に入り、より緩やかな成長局面へ移行している。純収益の推移は以下のとおりである。

  • 2025年第1四半期:6億5,700万ドル
  • 2025年第2四半期:6億9,200万ドル
  • 2025年第3四半期:6億6,700万ドル
  • 2025年第4四半期:7億8,000万ドル
  • 2025年通期:27億9,600万ドル
  • 2026年第1四半期:6億9,600万ドル
  • 2026年第2四半期:7億1,100万ドル

前年同期比で見ると、2026年を通じて売上高の成長ペースは鈍化した。2025年は各四半期でそれぞれ34%、36%、23%、39%の成長を記録したのに対し、2026年第1四半期は6%増、第2四半期は3%増にとどまった。

四半期ごとの推移を見ると、iGamingが引き続き同社最大の収益源となっていることが分かる。

出典:BetMGM

BetMGMは北米市場で主導的地位を維持

BetMGMは、北米のiGamingおよびスポーツベッティング市場における推定シェアも公表した。2026年第2四半期の推定総ゲーミング収益(GGR)市場シェアは13%を維持した。同社はiGaming市場で約20%、オンラインスポーツベッティング市場で約8%のシェアを有すると推定している。BetMGMによると、同社の総合市場シェアは最も近い競合他社のおよそ2倍に達しているという。これらの推計は米国およびオンタリオ州市場を対象としており、公表データが存在しない地域については同社独自の推計を用いている。なお、最近サービスを開始したアルバータ州での事業は、この集計には含まれていない。

別のチャートでは、北米の事業者間における推定NGR市場シェアも示された。2026年第1四半期のBetMGMの推定シェアは14%で、34%のシェアを持つ競合1社と31%のシェアを持つ競合1社に次ぐ3位となった。そのほかの事業者は、それぞれ7%、6%、3%、5%のシェアを占めている。同社によると、これらの推計は北米のオンラインスポーツベッティングおよびiGaming事業者が公表した純収益データに基づいて算出している。

BetMGM、EBITDA5億ドル目標の達成時期を延期

BetMGMは、長期的な収益性見通しについても更新した。同社は今後数年間で調整後EBITDA5億ドルを達成できるとの見方は維持しているものの、その達成時期については従来想定していた2027年までではなく、2027年以降になるとの見通しを示した。同社によると、この見直しは現在の競争環境、とりわけ予測市場(Prediction Markets)を巡る規制の複雑さを反映したものだという。

上半期の業績を受けても、BetMGMは2026年通期の純収益を29億〜31億ドル、調整後EBITDAを3億〜3億5,000万ドルとする見通しを維持した。同社は、iGaming事業の継続的な拡大、顧客基盤のより効率的な管理、そしてリアル店舗とデジタル事業の統合を通じて成長を支え、北米市場における主要オペレーターとしての地位を維持していく考えだ。

この記事は、2026年7月29日にポルトガル語版SiGMA Newsで最初に掲載された。

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