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フィリピン、POGO閉鎖に向けた新たな共同戦略を策定

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

フィリピンは、国内に残るオフショアゲーミング事業を閉鎖するための新たな共同戦略を発表し、各省庁が連携してこの問題に取り組むことになった。

現地メディアの報道によると、複数の政府機関は2026年4月22日、フィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター(POGO)の禁止措置を実施するため、統一的な対応を求める新たな標準作業手順書(SOP)に署名した。同業界は近年急速に拡大してきたが、詐欺、人身取引、マネーロンダリングとの関連をめぐって監視も強まっていた。

今回の動きは、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が2025年11月に発令した大統領令第74号を受けたものだ。同令はPOGOの即時閉鎖を命じていた。その後、2026年2月に署名された共和国法第12312号によって、執行のための法的根拠がさらに強化された。

POGO時代に終止符を打つ「最後の一撃」

ラルフ・レクト財務長官は、このSOPについて、複数の機関を単一の執行計画の下に結集させるものだとして、POGO時代を終わらせる「最後の一撃」だと表現した。

この枠組みでは、情報共有、連携した摘発、証拠の取り扱いに関する明確な手順が示されており、起訴に向けた事件準備も強化される。当局者らは、焦点は事業を閉鎖することだけでなく、責任者を確実に司法の場に立たせることにもあるとしている。

戦略の重要な柱の一つは、資金ネットワークを標的にすることだ。当局は、違法事業に関連する資産を追跡・凍結し、その背後にある資金の流れを断つ。反マネーロンダリング評議会は不審な取引を監視し、証券取引委員会は所有者を隠すために使われたペーパーカンパニーを調査する。

各機関の連携は大統領反組織犯罪委員会が主導し、司法省の検察官も捜査の初期段階から関与する。当局は、この手法により最初から事件を強固に組み立てることで、有罪判決率の向上が期待されるとしている。

SOPには、被害者を保護するための措置も盛り込まれている。社会福祉開発省は、違法事業から救出された人々、特に人身取引の被害に遭った可能性のある人々を支援する。当局者らは、こうした人々を犯罪者ではなく被害者として扱い、必要に応じて証人保護を受けられるようにすると述べている。

この枠組みは、こうした事業が国境を越える性質を持つことを踏まえ、国連薬物犯罪事務所を含む国際的なパートナーからの意見も反映して策定された。

執行強化の取り組みは、認可事業者数が急減した後に進められている。2024年半ば時点では、国内に約60の認可POGOが存在していたが、2024年12月17日までにその数はわずか7社に減少し、当局は同年末までにゼロになると見込んでいた。

2万2,000人超の労働者が出国

2024年7月時点の推計では、認可を受けたオフショア事業者は40社超に上り、それに加えて多数の違法拠点が存在していた。6月までに、当局はすでに300カ所を超える違法POGO拠点を把握していた。2024年12月31日の期限が発効した後、約2万2,609人のPOGO労働者が国外に出国し、さらに1万1,000人が国外退去の対象となっていた。

当局者らは、問題がそこで終わるわけではないことを理解している。一部の事業者は、新たな名称で再浮上したり、当局の目を逃れるために体制を移行したりすると予想されている。だからこそ、新たな枠組みは固定的なものではなく、手口の変化に対応できるよう設計されている。

現在の焦点は、単に拠点を一つずつ閉鎖することではなく、資金から物流に至るまで、こうした事業を支えるネットワーク全体を断ち切ることにある。この連携型の取り組みは、国内の違法オフショア賭博に対処するための、これまでで最も包括的な対策の一つとなっている。

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