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インペリアル・パシフィックの崔麗潔氏、米国ICEにより逮捕

Jefferson Mendoza
執筆者 Jefferson Mendoza
翻訳者 Hanako Takagi

インペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス・リミテッドの筆頭株主である崔麗潔(ツイ・リジエ)氏が、移民関連法規違反の疑いにより、火曜日に米国移民・関税執行局(ICE)によって逮捕された。

地元メディア「マリアナス・バラエティ」の報道によると、北マリアナ諸島矯正局(DOC)のアンソニー・トーレス局長は、崔氏が現在拘束下にあることを確認した。

ICEは、容疑の詳細や進行中の捜査について、現時点では追加の情報を公表していない。

問題の多い過去を持つ企業

香港に本社を置くインペリアル・パシフィックは、2002年に香港証券取引所に上場したファースト・ナチュラル・フード・ホールディングスを前身とし、2014年に現社名へと変更された。崔氏とその息子である紀暁波(ジー・シャオボー)氏は、投資会社インベンティブ・スター・リミテッドを通じて、現在も同社の主要株主である。

同社がサイパンで進めたカジノ開発プロジェクトは、長年にわたり数々の論争に巻き込まれてきた。2017年には、建設作業員の死亡事故と米国の就労ビザ制度違反の疑いを受け、FBIが建設現場を捜索。その後、資金洗浄、人身密輸、賃金違反、セクシュアルハラスメント、差別など、多岐にわたる疑惑が浮上した。

ブルームバーグ・ビジネスウィークによる調査報道では、別の作業員死亡事件をめぐる不審な状況が指摘され、被害者側の代理弁護士は、インペリアル・パシフィックの内部報告書から重要な事実が削除されていたと主張した。

同社は不正行為を否定し、ブルームバーグに対して名誉毀損訴訟を起こしたが、その後、米当局は不法就労者を雇用していたとして、同社関係者5人を起訴している。 

ベスト・サンシャイン・インターナショナル

ベスト・サンシャインは、インペリアル・パシフィック・インターナショナルの子会社で、北マリアナ諸島(CNMI)でカジノ、ホテル、レストランを運営していた。かつてはCNMI最大の納税者であり、事業総収入税として約2,780万米ドルを納めていた。

主力施設であるグランド・マリアナ・カジノ・ホテル・アンド・リゾートは2017年にガラパンで完成したが、ここでも問題が相次いだ。環境・沿岸品質局(BECQ)は、ガラパンのラグーンへの排水流出や労働時間規制違反を理由に、ベスト・サンシャインに罰金を科している。

インペリアル・パシフィックの財務崩壊

2025年、インペリアル・パシフィックの代理人弁護士と一般無担保債権者公式委員会は、CNMIの米連邦破産裁判所に対し、投票手続きおよび情報開示書の承認を求める申立てを行った。

承認されれば、清算信託が設立され、事業は段階的に縮小されるとともに、残存資産の配分が行われることになる。

CNMIカジノ委員会は、未払い義務を理由に、2020年6月からインペリアル・パシフィックのカジノライセンスを停止していた。その後も財務状況は悪化の一途をたどり、2024年4月には負債総額1億6,580万米ドルでチャプター11(米連邦破産法11条)の適用を申請した。

その後、チーム・キング・インベストメント(CNMI)LLCが競売で同社の不動産およびカジノライセンスを取得し、さらに1,295万米ドルで会社自体を買収した。この取引は2か月後に承認され、約1億6,900万米ドルの負債整理につながった。

CNMI知事室の法務顧問であるブレンダ・レイディ氏によると、インペリアル・パシフィックはチーム・キングの競売参加を支援していたという。また、同氏は、インペリアル・パシフィックのマネージャー兼取締役であるホウヨ・チー氏(40歳)が、破産申立て後まもない2025年に、崔氏(68歳)と結婚していたことも明らかにした。

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