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ケニア、ギャンブル当選金への新20%課税計画を推進

Anchal Verma
執筆者 Anchal Verma
翻訳者 Hanako Takagi

ケニア政府は、2026年財政法案の下でギャンブルの当選金に対する新たな20%の源泉徴収税を提案しており、同国のベッティング課税制度に大きな転換をもたらそうとしている。この提案は、ケニアが税収拡大を目的とした広範な改革の一環として、ギャンブルの入出金に対する5%課税を導入してから1年足らずで行われた。

2026年財政法案は4月30日に議会へ提出され、5月11日からパブリックコメント手続きに入り、提出期限は5月25日に設定された。承認された場合、変更はケニア国内でギャンブル収益を得る居住者・非居住者の双方に適用される。

新税制、当選金と出金を対象に

提案されている変更のひとつは、所得税法別表第3において、認可されたベッティング、ゲーミング、宝くじ、賞金コンテスト事業者からの収益に対し20%の直接源泉徴収税を課すというものだ。

提案法では、当選金を「ギャンブル活動から受け取る支払い」と定義し、プレイヤーが元々賭けた掛け金は含まれないとしている。また、出金については「ギャンブル口座から引き出されるあらゆる金銭または現金同等物」と定義している。

さらに法案では、デポジットの定義を拡大し、ギャンブルプラットフォームで使用されるチップ、トークン、クレジットなど類似手段も含めることを目指している。

ギャンブル規制当局、施行面で懸念を表明

ケニアのGambling Regulatory Authority(GRA)は、提案された改正の一部について再検討を議会に求めており、とりわけ賞金コンテストや現金以外の報酬への課税に懸念を示している。

同当局は5月26日、国民議会の財務・国家計画委員会において懸念事項を説明した。

GRA長官ピーター・M・カリミ氏は、賞金コンテストや短期宝くじに対する20%源泉徴収税について、多くのプロモーションでは直接的な賭け行為を伴わないため、実施が困難になると述べた。

カリミ氏によれば、賞金コンテストは主にマーケティング手段として使用され、参加者は賭けを行わずに報酬を受け取る場合が多いという。また、電子機器、家庭用品、ショッピングバウチャー、自動車整備パッケージといった現金以外の商品に税を適用すると、運用上の課題が生じると付け加えた。

規制当局はさらに、課税対象デポジットの範囲をチップ、トークン、クレジットなどの現金同等物まで拡大する案にも反対した。当局によれば、これらの多くはフリーベットや販促キャンペーン由来であり、評価額が一定せず、税計算を複雑化させるという。

その代わり、GRAは課税対象デポジットを、ベッティングウォレットへ実際に入金された現金に限定するよう提案した。

ケニア、依然としてアフリカ最大級のベッティング市場

ケニアは現在もアフリカ最大級のギャンブル市場のひとつに位置しており、広範なモバイル決済利用と活発なスポーツベッティングに支えられている。SafaricomやそのM-Pesaシステムのようなモバイルマネーサービスと連携したプラットフォームが、デジタルベッティングの急成長を後押ししてきた。

GRAがKenya Revenue Authorityへ共有した数値によると、ギャンブル税収は2026年4月までに前年比11%増の284.5億ケニアシリング(2億1,960万ドル)へ達し、前年度の252.4億ケニアシリング(1億9,480万ドル)を上回った。この増加は、2025年に導入された入出金課税の影響によるものだ。

業界改革と監督強化計画

2025年ギャンブル管理法の施行後、GRA自体も組織改革を進めている。旧Betting Control and Licensing Boardは同当局へ置き換えられ、国家機関として再編される。

カリミ氏によれば、規制当局はオンラインゲーミング監督を強化するため、新たな監視技術を導入し、人員拡大を進める方針だ。2026年6月の本格展開に先立ち、最大200人を採用し、ライセンスおよびコンプライアンス体制を強化する予定としている。

また規制当局は、全国宝くじ制度の計画も進めており、規制運営や業界発展プログラムを支えるため、ギャンブル関連税や課徴金の一部を直接管理できる仕組みについても検討している。

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