マカオのカジノは、スーパー台風ラガサの影響で約半日の営業停止となった後、9月25日未明に営業を再開しました。ゲーミング監督調整局(DICJ)は、サイクロン警報および防災措置が午前6時に解除されたことを受け、カジノのフロアを再開できると確認しました。
営業停止は、9月24日午後4時に台風8号警報が発令されたことにより実施されました。今週発表された更新ルールにより、警報が発令されるとカジノは閉鎖する必要があり、運営者はスタッフと来場者が2時間以内に退去することを確実にする義務があります。この閉鎖は、改訂された方針が実際に適用された初めての事例となりました。
ラガサのアジア各地での破壊的な影響
ラガサは進路上で甚大な被害をもたらしました。フィリピンや台湾を横断した後、中国本土に到達しました。台湾の花蓮県では少なくとも17人が死亡し、広範囲にわたる洪水や土砂災害が報告されました。香港では最高レベルの暴風警報が発令され、沿岸地域では高波と強風が襲いました。900人以上の住民が避難所に避難し、建物や交通機関の被害により日常生活が混乱しました。
台風は広東省に上陸し、100万人以上が避難を余儀なくされました。広州や深センなどの主要都市では、ラガサによる豪雨と強風で交通網が麻痺し、航空便や高速鉄道の運行が停止しました。
マカオで洪水と停電

マカオでは、豪雨と高潮により低地の地区が直撃を受けました。地元の報道によると、重要な商業・住宅地であるインナー・ハーバーでは水位が1メートル以上に達し、道路が冠水し、商業活動に影響が出ました。嵐の最中には約16,000世帯が停電し、当局は洪水が引いた後に電力の復旧作業を行いました。
気象地球物理局(SMG)が警報を10号から8号、さらに3号に引き下げた後も、一部地域では洪水が残りました。市内では倒木や破片、損傷したインフラが散乱しており、清掃作業が直ちに開始されました。
マカオと香港間の交通網再開
地元メディアによると、マカオと香港を結ぶフェリーサービスは9月25日に再開されました。香港・上環埠頭発のマカオ行きは午前7時30分に、マカオ発の香港行きは午前9時にそれぞれ運航を開始しました。これらのサービスは、ラガサ上陸前に高潮警報が発令され、沿岸の安全が脅かされていたため、一時停止していました。
カジノ閉鎖の歴史的前例
マカオではカジノ閉鎖はまれですが、過去の前例があります。2018年のスーパー台風マンギュットでは33時間の営業停止が発生し、史上初の事例となりました。2023年の台風サオラでは9時間の閉鎖、2020年2月のパンデミック規制では15日間、2022年7月にはさらに1週間の閉鎖が行われました。
2017年の台風ハトでは10人が死亡、240人以上が負傷し、災害対策の不備が露呈しました。この経験を受け、公共部門と民間部門の間で災害対応の協力体制が強化されました。
ゲーミング収益への影響
ラガサによる財務的影響も既に現れています。シティグループは、マカオの2025年9月の総ゲーミング収益見通しを185億マカオパタカ(約23億米ドル)に引き下げました。今月2度目の下方修正で、台風による営業停止と、期間前半の予想より低調なギャンブル活動が反映されています。
カジノや交通機関が再開したことで、マカオは復旧モードに入りつつあります。当局は市民保護策の重要性を強調しており、ゲーミング業界は安全性を損なわずに運営の継続性を維持するという課題に直面しています。
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