Skip to content

フィリピン、オンラインギャンブル事業者に対し30%のライセンス料を検討中

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

フィリピン政府は、電子ゲームおよびオンラインギャンブルゲーム、いわゆる「eゲーム」を運営する事業者に対するライセンス料を最大35%に引き上げることを検討しており、これは同国のオンラインギャンブル市場に大きな変化をもたらす可能性があります。

財務大臣のラルフ・レクト氏(写真に掲載)は今週初めにこの提案を示し、「30%…あるいは35%」という税率が検討中だと述べました。

「ライセンス料を高くしすぎると、違法営業の増加につながる恐れがあるため、現在検討しています」とレクト氏はサンフアン市で行われた集まりの場で記者団に語りました。財務省は現在、同国のゲーミング規制当局であるフィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)と協力し、この問題を調査していると報じられています。

現在、オンラインギャンブルサービスを提供する陸上型カジノは、2025年1月1日に30%から引き下げられた25%のライセンス料を支払っています。しかし、この仕組みは物理的な統合型リゾートから提供されるオンラインゲームのみに適用されます。今回議論されている新しい計画は、国内のeゲームプラットフォームを対象としており、これは別枠で急速に成長している分野です。

この提案が出た背景には、フィリピンのオンラインギャンブル市場の急成長があります。PAGCORによると、2025年上半期の国内総ゲーミング収益(GGR)は2,147.5億ペソ(約33億1000万ユーロ)に達し、前年同期の1,710億ペソ(約26億3000万ユーロ)から26%増加しました。

業界の成長を牽引したのは、eゲーム、eビンゴ、ライセンス取得済みビンゴ店を含む電子ゲーム部門で、GGR全体の53.47%にあたる1,148.3億ペソ(約17億7000万ユーロ)を記録しました。

オンラインギャンブルが主流に

一方で、マニラ首都圏、クラーク、セブ、ラ・ウニオン、リサールの陸上型カジノが生み出した収益は933.6億ペソ(約14億4000万ユーロ)で、全体の43.47%を占めました。さらに、PAGCORが直接運営するカジノネットワークは65.6億ペソ(約1億100万ユーロ)を稼ぎ、全体の3.06%という控えめなシェアでした。

好調な数字を記録しているにもかかわらず、この分野は政治的には依然として敏感です。2025年7月28日の年次施政方針演説(SONA)で、マルコス大統領がこの問題について何らかの見解を示すことが期待されていましたが、大統領はオンラインゲーミング産業について一切言及しませんでした。

これに対し、上院議長のフランシス・エスクデロ氏は、この点について擁護し、「すでに複数の議員が、規制強化から全面禁止に至るまで様々な法案を提出している中で、大統領がすべての提案を網羅するのは現実的ではない」と述べました。

eギャンブル禁止の声が再燃

PAGCORの関係者は責任ある規制の重要性を強調しているものの、内部では反対意見が増えています。PAGCOR従業員組合を代表するジアン・サムソン氏は、オンラインギャンブルの全面禁止を支持すると表明しました。「社会に何の貢献もしておらず、人々の生活や貯蓄を危険にさらしている」と述べています。

カトリック教会も意見を表明しました。パブロ・ヴィルジリオ・デイビッド枢機卿はギャンブルを「道徳的かつ社会的な危機」と表現し、貧困層や学生、弱者に過剰な影響を及ぼしていると警告しています。

一方で業界の支持者は、認可されたオンラインプラットフォームを禁止すると、監視や消費者保護のない違法業者に利用者が流れてしまうリスクがあると主張します。彼らはこの動きが雇用を危険にさらし、国の開発プロジェクトに使われる重要な収入源を失う可能性があると警告しています。

こうした懸念を受けて、PAGCORは最近、広告基準協議会(Ad Standards Council)と覚書を交わし、ギャンブル関連広告の取り締まりを強化しました。また、

2025年9月1日〜3日、マルタで開催されるSiGMAヨーロッパ・地中海にて、世界のiGamingの最前線を体験しよう。12,000人以上の参加者、400以上の出展者、400名以上のスピーカーが集結。太陽の下でのネットワーキングからハイリスクな革新まで、地中海が動きの中心となる場所となるでしょう。