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マカオの「THE 13」ホテル、オークション失敗を経て売却報道

Jenny Ortiz-Bolivar

マカオの超高級ホテルプロジェクト「THE 13」が、数年にわたる財政的な困難や複数回の売却失敗を経て、香港ドル4億(約5100万米ドル)で売却されたと報じられています。香港メディアによると、この売却価格は当初の希望価格24億香港ドル(約3億600万米ドル)から83%の大幅な値下がりであり、元の投資額約16億香港ドル(約2億400万米ドル)のごく一部にとどまっています。

買い手の詳細は非公開契約のもと明かされていません。この取引は、2025年5月に再度入札が行われた後のもので、以前の入札では20以上の関係者が関心を示したものの売却に至っていませんでした。

カジノ計画は夢に終わり、所有権が再び変わる

実業家スティーブン・ハン氏が発案したTHE 13は、ハイエンドのVIP向けカジノホテルとして計画されていました。66台のゲームテーブルや豪華な内装が設計されていましたが、カジノライセンスは一度も取得できませんでした。ホテルは2018年に部分的に完成した状態でオープンし、ゲーム施設もなく、当初の目標からは大きくかけ離れた形となりました。

2020年に営業を停止し、2024年まで閉鎖されたままでしたが、マカオ政府観光局から5つ星デラックスの新たなライセンスを取得し、2025年末まで有効となっています。

元の関係会社はすべて破産申請

この売却は、プロジェクトの元の所有企業がすべて倒産した後に行われました。ホテルの元親会社であるサウスショア・ホールディングスは、2021年に32億香港ドルを超える債務で破産申請を行い、ホテルの運営会社も2023年に破産しました。所有権は主な債権者である中国交通銀行マカオ支店に移管され、同銀行が資産処分を管理しています。 

売却前の再開と一部営業

THE 13は2024年中頃に限定的な営業を再開しました。開業時に未完成だった部分の改修も進められています。199室のうち全ては利用可能になっておらず、2つのレストランもメンテナンスのため休業中です。

ホテルはコタイストリップ南端に位置し、1,800平方フィートから5,000平方フィートのスイート196室を備え、10,000平方フィートを超える3つのヴィラも含まれています。

市場環境が立地の再評価を促す可能性

マカオは2024年に3,500万人の観光客を記録し、ホテルの稼働率も上昇、観光業の回復が進む中で投資家の関心も高まっています。新オーナーの具体的な計画は明らかにされていませんが、立地や施設の充実度から、変化する市場環境の中で再開発やリポジショニングの可能性が期待されます。

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