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ブラジルのギャンブル広告禁止を巡り州で議論:連邦政府の権限はどこまで及ぶのか?

Julia Moura
執筆者 Julia Moura
翻訳者 Hanako Takagi

ギャンブル広告の規制を目的とした自治体の条例や州法案が急速に広がる中、各州の憲法上の権限を巡る新たな議論が巻き起こりつつある。連邦政府が認可事業者による商業広告に関する全国共通のルールを拡充する一方で、州や自治体は公共空間におけるブランド露出を制限し、場合によってはさらに広範な規制を提案し始めている。規制が連邦レベルで行われている活動に対し、地方当局はどこまで独自のルールを課すことができるのだろうか。

ここ数週間で、リオデジャネイロ、ベロオリゾンテ、アラカジュ、クイアバは公共エリアでのベッティング広告を禁止する措置を発表し、サンパウロ州とパラナ州でも同様の提案が議論されている。一方、連邦政府は固定オッズベッティング広告を規制する新たなルールを施行し、ギャンブルのリスクに関する警告表示を義務付けるとともに、広告主の責任を強化し、未成年者を対象としたキャンペーンやベッティングを投資手段として見せる広告など、不当とみなされる手法を禁止した。

これらの取り組みは共通の目的を持ちながらも、法的根拠はそれぞれ異なる。財務省、司法省、社会コミュニケーション局が公布した命令は、全国におけるベッティング広告を規制するものであり、連邦政府によるギャンブル市場規制の枠組みの一部を構成している。一方で州や自治体は、都市計画、公有財産の利用、ストリートファニチャー、公的機関が主催または資金提供するイベントの運営に関する権限を根拠として、独自の規制を正当化している。

連邦規制と地方自治体の権限

まさにこの点こそが、憲法上の議論が生じる可能性のある部分である。ブラジル連邦憲法は、複数の共同立法分野において一般的なルールを定める権限を連邦政府に付与しており、州は地域特有の事情に対応するため、その法律を補完することができる。一方、自治体には地域の利益に関する事項について立法し、自らの公共空間の利用を規制する自治権が認められている。課題となるのは、こうした行政権限の正当な行使がどこまで認められ、全国規模で規制される市場への干渉となる境界がどこにあるのかを見極めることである。

この問題についてはまだ最終的な結論は示されていないものの、すでに連邦最高裁判所(STF)で争われている。今年5月、全米ゲーミング・宝くじ協会(ANJL)は、ベッティングプラットフォームの広告を制限するリオグランデ・ド・スル州法に対し、違憲確認訴訟(ADI)7971を提起した。同協会は訴状の中で、固定オッズベッティングはすでに連邦レベルで規制されていると主張し、経済活動に関わる事項を規制することで州法が地方自治体の権限を超えている可能性があると指摘している。また、過度な規制は消費者が認可事業者を識別しにくくなり、その結果として違法プラットフォームを間接的に利する可能性もあるとしている。

こうした地方独自のルールの制定は、すでに連邦ライセンスを保有する事業者にとって、より複雑な規制環境を生み出す可能性がある。各都市や州が独自の広告基準を設け始めれば、全国で認可を受けた企業であっても、ストリートファニチャーや公共空間、政府主催イベント、自治体・州の規制対象となるその他の広告手法について、それぞれの法令に合わせてキャンペーンを調整しなければならなくなる可能性がある。そのため、この議論は規制そのものの是非にとどまらず、全国規模で運用されることを前提とした規制モデルと、どのように共存できるかという点にも及んでいる。

この議論は他の業界にも類似例がある。連邦最高裁判所はこれまでにも、公衆衛生やその他の基本的権利を保護することを目的とした広告規制や各種規制措置の合憲性を認めてきた。その代表例がADI3311判決であり、裁判所はたばこ広告に対する規制を支持するとともに、企業活動の自由や商業的表現の自由も、公衆衛生の保護という目的のためには、比例原則に基づく合理的な制限を受け得るとの見解を示した。

また、連邦憲法第220条第4項では、たばこ、アルコール飲料、医薬品、農薬などの広告は法律による規制の対象となることが明記されている。この解釈は、連邦政府、州、自治体の権限分配そのものを直接扱ったものではないが、STFが重要な公共利益を理由とする広告規制を認めていることを示している。固定オッズベッティングの場合には、経済規制や広告制度がすでに連邦レベルで整備されている活動に対し、州や自治体が追加的な規制を課すことができるかという、新たな論点が加わることになる。

州・自治体の対応

リオデジャネイロ

リオデジャネイロは、この種の措置を導入した最初の主要自治体であり、結果的に他の自治体のモデルとなった。市の条例では、市の管理下にある広告看板、パネル、その他の都市広告媒体を含む公共空間におけるベッティングプラットフォームの広告を禁止した。目的として、子どもや青少年、社会的弱者を保護するとともに、ギャンブル広告への公共の接触を減らすことが掲げられている。この取り組みは、その後、他州の州都でも同様の動きを促す契機となった。

ベロオリゾンテ

数日後、ベロオリゾンテも同様の規制を発表し、市が管理する公共空間および公的機関が主催するイベントでのベッティング広告を禁止した。リオデジャネイロと同様、この措置は市有財産や市のインフラを対象としており、私有地には適用されない。

アラカジュ

アラカジュは即日施行の条例を公布した。この規則では、公有地に加え、市の許可を必要とする私有地での広告も対象となり、ストリートファニチャーや公共空間、市が管理する施設でのベッティング広告が禁止された。また、市都市サービス公社(EMSURB)による執行が定められ、違反した場合には罰金、広告物の撤去、さらには許認可の取り消しといった措置が科される。

クイアバ

クイアバでは、アビリオ・ブルニーニ市長が、市には公共エリアの広告を規制する権限がある一方で、私有地の広告を制限することはできないとの見解を示した。リオデジャネイロのモデルを参考にした条例では、公共が利用できる空間における広告看板、パネル、その他のベッティング広告を禁止している。

サンパウロ州

サンパウロ州では、まだ自治体条例は制定されていないものの、同様の措置を講じる可能性が示されている。リカルド・ヌネス市長は、市議会で可決された場合には関連法案に署名する意向を表明した。同時に、州レベルでも議論が進んでいる。州議会議員カルラ・モランド氏は、印刷媒体や屋外広告、テレビ、ラジオ、ソーシャルメディアなど、あらゆる媒体でのベッティングプラットフォーム広告をサンパウロ州全域で禁止する法案を州議会に提出した。可決されれば、その適用範囲は他自治体で導入された規制よりも大幅に広いものとなる。

パラナ州

パラナ州では、州議会議員アナ・ジュリア氏が提出した法案が、州有財産や公的資源の利用に焦点を当てている。この法案では、公的建物、州道、公用車、ならびに州政府が資金提供または支援するスポーツ、文化、レクリエーションイベントにおいて、ベッティング事業者のブランド、アプリ、プロモーション、その他の識別要素の表示を禁止している。また、州に関連する広告活動に関わる契約、コンセッション、許可においても、この禁止措置を遵守することが義務付けられている。

この記事は、2026年7月21日にSiGMA Newsのポルトガル語版で最初に掲載された。

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