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フィリピン最高裁、PAGCORおよびPCSOからのPSCへの資金拠出を支持

Jenny Ortiz-Bolivar
翻訳者 Hanako Takagi

最高裁判所は、フィリピン娯楽・ゲーミング公社(PAGCOR)およびフィリピン慈善宝くじ事務局(PCSO)に対し、フィリピン・スポーツ委員会(PSC)へ収益の一部を拠出するよう命じた従前の判断を最終的に確定させた。これにより、長年滞っていた国家スポーツ振興のための資金拠出が実現する道が開かれた。

今週公表された全員合議体による決議で、最高裁はPAGCORおよびPCSOが提出していた再審申立てを却下し、PSCを設立した法律である共和国法第6847号に基づく義務を全面的に履行するよう2つの国営ゲーミング機関に命じた。また、これまでに支払うべき金額と実際に拠出された金額について、詳細な会計報告を提出するよう指示した。

この判断により、10年以上にわたって続いてきた法的争いは事実上終結した。さらに、国内のスポーツ事業や選手を統括・支援する役割を担うPSCへの資金拠出が義務であることを改めて明確にした。

数十年にわたる拠出義務の精算

裁判所の指示によれば、PAGCORは1993年から現在までの年間総収入の5%について精算し、PSCに拠出しなければならない。PCSOについては、2006年から現在までの期間を対象に、ロトを含む年6回の宝くじ・抽選事業から得られる慈善基金の30%を精算・拠出する義務がある。

最高裁は、累積額が相当な金額になる可能性を認めたうえで、未払い分については最長10年間の分割支払いを認める余地があるとも示した。

地元メディアの報道によると、この判断のきっかけとなった職務執行請求を起こした元下院議員ジョセラー・「イェン」・ギアオ氏は、判決が全面的に実施されれば、最大で250億ペソ(約4億2,080万ドル)がPSCに拠出される可能性があると以前から試算している。

法令に基づく明確な根拠

再審申立てを退けるにあたり、最高裁はPSCへの資金拠出の仕組みがフィリピンの法律に明確に規定され、憲法上の原則にも裏付けられていると強調した。

フィリピンのゲーミング規制機関であるPAGCORは、この判断は将来にのみ適用されるべきだと主張し、遡及適用されれば過剰な拠出やフランチャイズ税、所得税の処理に混乱が生じると訴えていた。また、同社はフランチャイズ税や国庫への収益配分がPSCへの拠出より優先されるべきだとも主張していた。

しかし裁判所はこれらの主張を退け、PSC設立法はPAGCORの総収入の5%を拠出することを明確に義務付けており、フランチャイズ税などを差し引く余地はないと判断した。また、過去に誤った法解釈が広まる過程でPAGCOR自身が一定の役割を果たしていた点にも言及し、善意を理由とする主張を退けた。

SiGMA Newsがコメントを求めたが、PAGCORは現時点では声明を出さないとしている。

PCSOの拠出範囲

PCSOは別途、PSCへの拠出義務は従来型の抽選事業に限られ、ロト事業は含まれないと主張していた。しかし最高裁は、この見解も退け、法律上、抽選とロトを区別してロトを除外する根拠はないと判断した。

裁判所は、そのような区別を設けることは、法文に存在しない例外を新たに作り出すことに等しいと指摘した。PCSOがこれまでに一定の拠出を行ってきたことは認めつつも、毎年6回分の対象抽選から得られる純収益の30%という要件を満たしていることを、同機関が引き続き立証する必要があるとした。

スポーツ振興への影響

この判断により、選手育成、国際大会への参加、草の根スポーツ事業などを支えるPSCの財政基盤は大きく強化されると見られている。

「PAGCORからの資金は祝福であると同時に、大きな責任でもあります」と、PSCのパトリック・グレゴリオ委員長は昨年12月の声明で述べている。

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